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Tag: 肺がん


ガンと闘うmaroを応援するチャリティ展覧会

9月 27th, 2010 — 11:48am

アーティスト友達のmaroちゃんが、
肺ガンで闘病しています。

先日、岡山に友達のお見舞いに行った日記を書きましたが 病気の友人、それがmaroちゃんです。

2010年の7月なかばに発覚して、翌々日すぐに入院しました。
友人、家族の支えの中で今も頑張って闘病中です。
そして、以下maro日記から転載します。

11月に、おじやんが中心になって、まろのためにチャリティー展覧会を開催してくれることになりました。以下、おじやんからのメッセージです。おじやん、ありがとう
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maroとゆかいな仲間たち展

◆ガンと闘うmaroを応援するチャリティー展覧会について

イラストレーター・maroちゃんが現在がん治療のためにがんばってます。
そんなmaroちゃんのために何かしたい! 応援したい!の声がたくさんあがり少しでもmaroちゃんの希望・闘病の支えになりたいという思いを込めてアーティストを中心とした”maro応援チャリティー”を開催することにしました。
収益金は100%maroちゃんの治療費用。そして、一人娘のゆくりちゃん(3歳)のために活用いたします。

◆開催要項

日時: 11月20・21・22・23日 (12時~19時だだし23日は17時まで)
会場は、11月にまろちゃんが個展を予定していた高円寺「ギャルリー・ジュイエ」の福田さんのご厚意でお借りできることになりました。

詳しくはHPみてくださいね。

そしてたくさんの参加をお待ちしております。

http://home.u06.itscom.net/ojiyan/index.html

尾嶋裕子(ojiyan)

私がまろちゃんと初めて会ったのは、5年くらい前だろうか。
アーティストだけで集まって仮装忘年会をしているのだけれど、maroちゃんはそこにいました。
真っ赤なボブヘアのカツラに着物姿。旦那さんのまさおさんは全身真っ青(もちろん顔も真っ青にぬってます)のブルーマン。もうこれは忘れようがないですなw
(ほかの人たちもみんな凄かったけどね!)

同じく友達のninko ouzouが同じ気持ちの事を書いてくれているから、
こちらも引用します。

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はじめてmaroと会った時には、おうぞう宅(実家)へ遊びに来て、私の家族もNYからいきなり友達が来たものだからとても印象的だったとの事(当時maroはNYに住んでいた)
アフロが印象的で可愛らしいアメリカン~な女の子っていうのが第一印象

その後もNYから日本に来る時は一緒に遊んだりして、彼女は日本に戻ってきてそして結婚。
子供にも恵まれた。その娘の「ゆくり」ははいつだってどこだってみんなのアイドル的存在
maro宅で、maroと旦那さんのおいしい料理を囲んでパーティーを行ったりして、何かあればみんなで集まって遊んだり話したりしていたね。
それからもmaroはイラストレーター、展覧会、そしてポタリーを日本で広める為に精力的に活動していたんだ。
maroと友達になってから、ずっと見てきたから そのがんばりを見てきて応援してきたから、
今回maroがガンと知った時…..、知った瞬間に頭が真っ白になった。

今回maroがガンになって、色んな事を彼女の姿から学んでいる。
そしてmaroがこんなにも多くの人に愛されている事を、改めて知る事もできた。
それはmaroがいつだって懸命で、人にやさしくて、そういう生き方をしてきたから、そのまま今繋がっている事なんだと思うんだ。

友達もツイッターでつぶやいていたけど、私、チャリティーとか開催する気持ちとか中身を今までよくわかってなかった。
ほんと、わからなかったから、正直「うさん臭い」という気持ちがあったくらいだ。
偽善とかそういう匂いがあるものが苦手だから。

だけど、今回こうやって今、自分の大切な友人がガンと闘う事になって、
はじめてわかった事がある。

病にふせた友達に対して、その苦しみを代わる事もできない。
その苦しみのひとかけらでも本当にわかる事ができてないんじゃないかって、自分を責めたり苦しくなったところも正直な気持ち。

そんな時maroがmixiでこの日記を書いたんだ。

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2010年07月24日06:41 そこにいるだけでいい

私が毎日読んで励まされている、癌を克服し、癌と共に生きてるいらっしゃるお母様のblogの一節です。
みんなとも共有したいと思って、ここに一部分ですが載せます。
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あなたは、そこにいるだけでいい。目の前に壁がたくさん立ちはだかりますが、一つ一つクリアにして、乗り越えていきましょう。

そうして、忘れがちになるのですが、一番大事なこと。

がんになった本人が一番辛いと思われがちですが。

あなたの周りにいる大切な人々も、同じくらい辛い。

あなたが「死」の恐怖を味わっている間、あなたの大切な人も、あなたを失うという、出口のない泥沼から抜け出すことができないのです。

それは、地獄、です。

だから、何もしなくてもいいから。あなたが、そこにいるだけでいいのです。

笑顔を取り戻すのには、まだまだ時間がかかるでしょう。

薬を使うと、今までに味わったことのないような感情の起伏と鬱を体験し、涙も多くなるでしょう。

「もう、きつい。もう、いいや」人生をあきらめたくなる時も、多々おとずれるでしょう。

でも、あなたがあきらめた時、あなたの大切な人も、人生の大きな意味を失うのです。

その敗北感たるは、言葉では書けません。

一生自分を責め、苦しむと思うのです。

「がん」が授かり物だと思えるまでには、まだまだ時間がかかりますが。

でも、きっと、やってくるから。

一人じゃないから。

いっしょに、がんばろ。

会いに行くから。

いっしょに、がんばろ。

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私だけが辛いんじゃない。
精一杯病気と闘うから。
私は絶対に諦めないから。
待っててね、みんな
maro

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その時私も彼女と一緒に闘いたいと 強く思った。
そしてなにより、この状態でもみんなの事を思うmaroの優しい心に 涙しました。

できる事をやろう。彼女の為に私達ができる事。
そういう気持ちでこのチャリティ展を友達と企画し、参加しました。

みんなみんなおうぞうさんと同じ気持ちです。

maroちゃんを助けたいという気持ちがあれば誰でも参加できる展覧会です。

出展だけではなく
会場へきてくださり、
作品を購入していただいたり、
この展覧会を宣伝していただく事で、参加する事が可能です。

会場へ来られない方も、
maroちゃんへメッセージだけでも伝えられます。
詳しくはこちらをご覧ください。
HP http://home.u06.itscom.net/ojiyan/index.html
ツイッター http://twitter.com/ojiyan1130

なお、こちらの記事は宣伝大歓迎です。
皆様の心がmaroの闘病する気持ちの支えに繋がると思いますので、
どうぞよろしくお願い致します。

sioux-and-maro
平成小町展のときの写真。

ここからはおまけ。
私の主観だけで書く文章ですけど、
maroちゃんの検査は七夕の日でした。

わたしは、彼女の主催する「ぽったりん。3」(ポタリーの展覧会)に
参加作家としてお誘いを受けたので、
6月30日(ちょうど3ヶ月前)にmaroちゃん宅にはじめてのポタリーの練習をしにいったばかりでした。

まろちゃんは駅まで車で迎えにきてくれて、
その足で彼女の一人娘のゆくりちゃんを保育園にお迎えにいきました。

お家についてからまろちゃんは
「ごはんたべた?カレーで良かったらあるよ。食べる?」と言って、すぐにカレーを出してくれて、デザートにさくらんぼをつけてくれました。
お腹がいっぱいになり、さくらんぼはゆくりちゃんと一緒に食べ、その後ポタリーの練習。
ゆくちゃんとたまにケアベアであそんだり、韓国ドラマやってるっつって見たりしながら….
ひととおり終わって駅前まで歩いて送ってくれて、そこで別れました。
ポタリーって楽しいな!ちょっと、何描こう。年末展示でお皿もやろうかしらん。まろちゃんも子育てしながらアーティストにポタリーを教えて、自分の個展の準備して、いつもながら、すごいバイタリティだなあ、そんな事考えながら帰ったのです。

わたしが彼女の家にいったその日からたった二週間で、彼女はがん患者になりました。
たった数日で岡山の病院に入院し、治療が始まりました。

maroちゃんのおかげで、私は普段の生活の大切さを、
何でもなく絵を描ける事のありがたさを、
健康でいる事のすばらしさを、
命の尊さを、身にしみて毎日感じさせられています。

是非彼女の闘病日記を読んでください。
そして、来れる方是非、高円寺ギャルリージュイエにいらしてください。
私も絵を出します。
maroと愉快な仲間たち展

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